FCエフォートU-15 春休み遠征 群馬チャレンジカップ 総括

FCエフォートU-15 春休み遠征

群馬チャレンジカップ 総括

2018/3/26.27.28.29.30

滋賀県、関西を離れ、関東にある群馬県前橋市を中心として大会「群馬チャレンジカップU-13」に参加しました。

前年度優勝は川崎フロンターレU-13など、Jクラブや他府県外から強豪街クラブが参戦する大きな大会です。

FCエフォートU-15(1年生)は、今年1年の締めくくりとして、どんな戦いができるのか、また全国レベルとの差はどのくらいあるのかなど、非常に楽しみな大会となり、試合に挑みました。クラブ代表、美濃部直彦も駆けつけてくれました。

グループ予選は6チームでの総当たり。

1.モンテディオ山形庄内 0-1

2.SPフッチ 0-3

3.F.THREE 0-4

4.横浜栄 0-1

5.クラブレジェンド熊谷 2-0

結果はスコアから見れば、惨敗。

しかし、個人技やグループで打開する部分は全く引きをとっていませんでした。

ゲームを支配し、常に攻め続ける時間帯もありました。

そんな中でうまく結果が出なかったチームの課題を①準備②目的③メンタルの3点から考察いたします。

①準備

我々FCエフォートU-15では、常に自分が良い状況でいるための準備を「ピッチ内」でもまた「OFFザピッチ」でも意識してもらっています。

特に”逆算”した生活リズムを頭で考え、何かをするために今何をするべきかを考え行動してもらうということです。

まず遠征ではそのOFFザピッチの面で各選手に意識レベルとしてバラツキがありました。

次の日の朝が早いとわかっていても、前日の夜は遅くまで仲間と喋って寝付けないなど。

普段はスタッフからは見えにくく、自分で時間を管理してもらうというところを信じていますが、遠征などになるとお泊り気分が勝ってしまい、コンディションを整えるための行動が欠けていました。

逆に自分を見つめ、前の日に準備をしっかりしている選手もおり、そういった選手は次の日のパフォーマンスも良いものでした。

この部分は「結果を出したい」と思っていても各選手で行動が甘い選手が多く、意識が高い選手との差を大きく感じた部分でした。

サッカー内での準備もまだまだ足りない部分です。

先程の話はピッチ外での準備の話でしたが、ピッチ内での準備、またアラートさはグループ予選チームの中でもまだまだ足りないと感じました。

個人の選手から言えば、ボールをもらう前の身体の向き、角度、情報察知など普段から意識してもらっていてもこれからもっと成長していかないといけない部分です。

技術がある選手は特にそういった部分を疎かにしてしまう傾向があり、技術をより出すためにも準備の部分はもっと高めていく必要があります。

現に関東のチームのほとんどは、そのレベルが非常に高く「ボールを失わない工夫」が高いレベルにあり、プレーしている選手が1番感じたのではないでしょうか。

②目的

サッカーはゴールを目指すスポーツです。

そのスコアにより勝敗が決まります。

エフォートはこの1年でその意識が良い方に変わってきました。

入ってきた当初は、ゴールよりもパフォーマンス(また抜きなど見せるプレイ)を第1にしていた選手が多かったです。その考え方が少しずつ良い方に変わり、今は以前と比べて目的意識が高まっています。

しかし、まだまだ高める必要があり、「試合に勝ちたい」と言葉では言っても、大事な場面で軽いプレーをすることがあり、試合をコントロールしきれないということや、得点できないといったこともあります。

今回の遠征での試合は、失点の部分はほぼカウンターからです。不用意にボールを失くしてしまう癖があり、相手にチャンスを与えるきっかけを作ってしまっています。

基礎ベースですが、選手の中でそういった部分が最も大切なんだと変わり、ボールを止める蹴るや体を張る部分はまだまだ高めないといけません。

③メンタル

コンタクトプレーが多いサッカーでは「闘争心」が極めて必要だと入団当初より続けて指導している部分が、今回の遠征ではまだまだ足りないことに気づかされました。

レベルが高くなればなるほど、球際を寄せきれないところや、簡単に剥がされる部分をもっと工夫したり、身体を張ってでも止めなければいけません。

それはプロでも同じですし、今回のグループ予選でも相手チームはそういったところはタイトに闘っていました。

我々が苦しめられたのはそういった部分でもありました。それを予選リーグにおいて選手は肌で感じ、「闘争心」において少しずつ良くなってきました。予選リーグ最後の試合となったクラブレジェンド熊谷との試合では闘争心溢れるプレーが多く、「勝つためにできること」を多く出してくれました。今年のベストゲームといってもよい、スコアも内容も良い試合でした。

チームとして闘うメンタルと技術が常に出すことができれば、滋賀でもしっかり戦っていけることも見えてきました。

序盤でも記述したとおり、結果は惨敗となりしまが、内容を含め課題がさらに見えた遠征となりました。

幸いにもグループ予選で戦った相手チームは上位トーナメントで勝ち進む良いチームでした。関東やトップレベルのハードな球際やゲームの運び方、ベース技術の高さを感じとり、「自分たちにはまだまだ必要なことが多い」と選手たちも気を引き締めてくれました。

その経験をもって現チーム内でも目の色を変えて取り組む選手がおり、クラブユースや高円でも存分に闘ってくれています。

それが一番嬉しい部分です。

まだ変わりきれていない選手はそういった選手の姿勢を見て思い出し、刺激を受けてほしいと思います。

まだまだ成長段階です。”結果を出すためのプロセス”を成長してもらっています。その結果がまだ出ないことは選手、スタッフ一同これからももっと努力していかないといけません。下を向いてる時間はなく、上を向いて「貪欲かつひたむきに」頑張っていきます。

今後とも応援どうぞよろしくお願いいたします。

日頃を含め、今回の遠征を大きくサポートしていただきました保護者の皆様にはクラブ一同、御礼申し上げます。

いろんなご意見があり、我々も至らないことが多く、まだまだ不安があることと思います。継続して良くなっている部分を見ていただき、またサポートの方どうぞよろしくお願いしたします。

遠征にご招待いただきましたカラーズ滋賀様、図南FCの皆様、誠にありがとうございました。

2年生となるこの1年間も努力していきます。